1 はじめまして、みなさん。
先日のアメトーーク!で、今話題のブルゾンちえみさんが提案していた新企画。
「アメリカにかぶれてる芸人」
まさに、私はその一人だ。
ゴシップガールは観ていなかったものの、
SUITS, 24, Prison Break…
様々な海外ドラマをAmazonプライムビデオで観漁り、スラングを調べてはノートに記録をとっていた。
そんな、アメリカ大好き!アメリカ憧れ!アメリカ最高!な私であるが、
実際にアメリカ人の友達がいる訳ではなかった。
小2の頃から英会話教室に通わせてもらっていた。
漠然とアメリカンエンターテイメントに惹かれていたらしい。記憶はない。
親に「なんであたし英語始めたの?」と聞くと、
「あんた大きくなったら何になりたい?って学校の先生に聞かれて、『アメリカ人!』って言ったのよ。だから、通わせなきゃって。」
・・・親も親である。
しかし水泳1週間、ピアノ2週間しか続かなかった驚異の飽き性である私が、
6歳から24歳の現在まで没頭して追い求めている趣味・・・
それが「アメリカ」であり、「英語」であった。
とはいえ、スポーツに勉強に恋に忙しかった学生時代、実際にアメリカに行くことはなかった。初めて足を運んだのは、大学の卒業旅行。1週間ほどLAに滞在した。そこでさらに、そして確実に、アメリカに惚れ込んだのは言うまでもない。
現在は会社員として働いている。
一般的な日本の企業で、ロケーションは首都圏。子どもたちに英語を教える仕事をしている。
大学を卒業して、社会人ももうすぐ3年目になろうとしているが、ここでひとつ決断をした。
「1ヶ月以上、アメリカに滞在してみたい。」
ずっと自分の中にあった願望がもう制御できなくなったのだ。
とりあえず、会社を今年度で退職し、実家のある田舎へ帰り、バイトをしながらお金や教養を蓄えて、今年の秋頃からLAへいくことができたら・・・
そう思って思い切って会社に退職願を提出。(ほかにももちろん細かい退職理由はあるが、このブログを運営する上では関係ないため割愛。)
先日、社会人になってからできた友達が、私が田舎に帰ることを寂しく思ってくれ、送別会を開いてくれた。1軒目はいつも通り居酒屋で、ああでもないこうでもない近況報告をし合っているといい時間に。2軒目は、その友達がよく行く立ち飲み居酒屋へ行った。
彼はそこにいたのだ。
白人男性が一人、焼き鳥とホッピーという最高のコンビネーションを携えて立っていた。
私の友達は、彼と以前会ったことがあるようで、日本語をわざと?片言にしたような言葉で彼に話しかけたけれど、彼はどうやら友達を覚えていなかったようだった。
「ゴメンナサイ、オボエテナイデス。」
しかし彼の日本語ボキャブラリーも2、3分で底をつき、私は英語で話しかけた。
「実は英語の教師をしているの。」
「そうなのか、僕も子どもに英語を教えてるんだ。」
「そうなの!どんなカリキュラム?どんな生徒たち?」
同じような仕事をしていたため、話が弾むのは容易だった。
初めて、自分のアクションによってできた外国人の友達だった。
完全なブルーではない、くすんだグレーのような不思議な色の瞳で、
髪の毛の色も瞳とお揃い。
日本人男性に人気があるような、黒ぶちのおしゃれな眼鏡が、彼が外国人であるという強い印象を和らげていた。
1時間ほど仕事やお互いの状況を話して時間は終電間近。
気づいたら、また来週のこの曜日19時にこの店で会おうという約束がされていた。
LINEを交換してから別れたので、
「来週また会うってマジ?」
と送ったら、
「もちろんだよ。
君はホットで、チャーミングで…
また会いたいよ:)」
・・・ほうほうほう。
・・・どゆこと???
2、3回「hot」と「charming」を検索したが、
女性として結構言われて嬉しい単語であった。
調子に乗った私は、社交辞令なのか本心なのかを確かめるため、
約束よりも少し前の日に1日昼から出掛けるデートに誘ってみた。
この瞬間から、おそらく私と彼の国際恋愛は始まったのだと、今は思っている。
〜今日のキーワード from Native〜
(彼との会話中に気になった表現を紹介)
mature:成熟した
I used to have a short term relationship when I was young, I was not mature.
若い頃は短い付き合いをよくしてたよ、大人じゃなかったんだ。